アトピー皮膚の簡単な説明

皮膚には外からの刺激から身を守るためのバリア機能があります。

アトピーの皮膚はこのバリア機能が弱っているんですね。

だから、ちょっとした外からの刺激(ほこりや菌など)に対して過敏に反応してしまうんです。
そして、その反応が「かゆみ」となるんですね。

またバリア機能が弱ると保湿力もなくなり乾燥しがちになってしまうんです。

では、そのアトピー皮膚のことをもっと詳しく見てみましょう!

皮膚の構造

皮膚は大きく分けると外側から

・表皮
・真皮

の2つにに分かれています。

そしてその表皮は外側から

角質層
顆粒層
有棘細胞層
基底細胞層

に分かれています。

では、アトピーでは皮膚のどの部分に問題があるのか見ていきます。

アトピーの皮膚の問題点(角質層について)

今、アトピーの皮膚には角質層に最大の問題があると考えられています。

角質層とは表皮の上層を占める層のことです。(10〜20の層になってます)

私たちが一般的にお肌と呼ぶ表面に見える皮膚のことですね。

こすってアカとなるのもこの層です。

この角質層は「バリア層」とも呼ばれ、
その名の通り皮膚を守り、外側からの刺激から体を守っています。

また角質層は水分を保持する働きもあるんですね。

ですのでこの角質層に問題があると

・外からの刺激を受けやすい。
・乾燥しやすい。

という問題が起こり、アトピーはまさにその角質層の問題そのものとなっています。

では、なぜ角質層に問題が起こるのでしょうか?

角質層の問題を引き起こすセラミド不足・セラミドとは

角質層にはセラミドとう脂質があります。

アトピーの皮膚ではこのセラミドが不足しているらしいのです。

セラミドとは

角層の細胞間脂質の約50%を占める脂質のことです。

セラミドは化学構造上で水を保有しやすい性質があります。

また、セラミドには脂質の二重層を形成して、外からの刺激(菌、細菌、ウイルス、紫外線、化学物質、ほこり、水などなど)からからだの内部進入を防ぐバリアの働きがあります。

これが先ほども説明した最初に説明したバリア機能ですね。

セラミドは加齢ととも不足するようになるのですが
なんとアトピーではこのセラミドが不足していているんですね。(加齢と同じなんてショック)

人によりますがアトピーの肌は通常の肌の3分の2しかセラミドがないという結果も出ているそうです。

ではアトピーとも関わりの深いセラミド不足はどんな影響をおよぼずのでしょうか。

セラミド不足が引き起こすアトピー肌の特徴

セラミドが不足すると2つの問題が発生します。

1つめは
角質層のバランスが崩れ、角質細胞の配列が乱れることで
外からの刺激を受けやすく(刺激が皮膚の奥まで入りやすく)なります。
そしてその結果「かゆみ」を引き起こす原因となるんですね。

2つめは
セラミドという脂質が不足することで皮膚の水分を保つことができなくなり
皮膚が乾燥しやすくなります。

この2つがセラミド不足が引き起こすアトピー肌(皮膚)の特徴となります。

ではどうしてアトピーだとセラミド不足になってしまうのでしょうか。

セラミドが少なくなる原因

残念ながらアトピーだとなぜセラミドが不足するのか原因はわかっていないんですね。

ただ、セラミド不足を引き起こすと考えられている原因があります。

それは


1 セラミドをつくる酵素に問題がある(遺伝的な要因)
2 洗剤や石鹸、水道水中の塩素がセラミドを減らす(外的な要因)

です。

もちろん遺伝的な要因もあるのでしょうが、
都市部でアトピーが多かったり、最近アトピーが増加しているのを考えると2の原因は大きいんじゃないかなって思いますよね。

以上が「皮膚の構造とアトピー」でした。

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