ステロイドについて

ステロイドって効き目はあるけど副作用がこわい・・・。

なんてよく聞きますよね。

場合によっては副作用があります。

でもステロイドを使ったほうがよい場合もあります。

ステロイドはダメとはいいきれないんですね。

アトピーは人それぞれ症状が違います。

ここの症状にあったステロイドの使用法(あるいは使用しない方法)を考える必要があります。

ステロイドの効果や副作用、強度の違い、成分などなど、ステロイドについてまとめました。ステロイドってよく知らないって方は参考にしてみてください。

ステロイドとは

ステロイドは1950年代に開発され、当時は何にでも効く魔法の薬とまで呼ばれていました。

ステロイドとは副腎皮質ステロイドホルモンという副腎という臓器から分泌されるホルモンの成分を合成してつくられたものです。

副腎皮質ホルモンはもともと人の体にある成分で、正常な身体の状態を維持するために重要な働きをするホルモンなんですね。

アトピーの方はこの副腎皮質ホルモンが少ない傾向にあり、そのためにお肌が弱ってしまうんです。

ステロイドはさまざまなものに使われ、点鼻薬、目薬、注射、喘息などに使われる内服薬にも使用されている場合があります。

なんと筋肉増強剤にも使われていているんですって。

ステロイドを使用する身体の場所によって吸収率は違う!

ステロイド剤は使用される場所によって、吸収率は大きく変わります。

この吸収率を知ってステロイド剤を使用することで、ステロイド剤の使いすぎを防ぐことができますね。

吸収度の違いは・・・

足のうら(0.14)、足くび(0.42)、手のひら(0.83)、腕(1.0)、背中(1.7)、頭皮(3.5)、わきの下(3.6)、くび(6.0)、ほお(13.0)、陰部(42.0)

という感じです。

簡単にいうと皮膚が薄い場所の吸収率は高い!ということですね。

よくステロイドを使用する腕と頬(ほお)では13倍も吸収率が違います。

こういうことも考えながらステロイドをきちんと使用ないといけませんね。


同じ製品でもステロイドは種類によって強さが違う?

同じステロイド剤でも、種類によって強さは違うんですって。

ステロイド剤の強弱は軟膏を基準として決められているのですが、
ステロイド剤には、同じ製品にも軟膏・クリーム・スプレー・液体・ジェルといろんなな種類がありますよね。

使用箇所のページで書いたのと同じように、種類によってこのステロイド剤の強弱も変わってくるんです。

実際に軟膏よりもクリームの方がステロイドの吸収率が強くなり、更にクリームよりもスプレー・液体・ジェルの方が吸収率が強くなります。

軟膏とクリームはなんかは使用される箇所が同じ。
軟膏よりも、クリームの方がベトツキがなく使用感が良いと言えますが、クリームには様々な添加物も含まれていて、軟膏に比べて吸収率が高いだけでなく、どうしても使用量が増えちゃいます。

そうなるとクリームを使用するよりは、軟膏を使用する方がいいですね。

このように同じ薬品でもその形状で強さも変化する!ということをきちんと理解しておく必要がありますね。

ステロイドの効果

ステロイドには「炎症を抑える作用」があります。

アトピー性皮膚炎にステロイドが使用されるのはこのためです。

ステロイドによって皮膚の炎症やかゆみを抑えるんですね。

ステロイドは魔法の薬とよばれるくらいすぐに効果が現れます。

ただその即効性のためにステロイドに頼りすぎるのも危険です。

よく効く薬には副作用があるというのは、あながちうそではないのです。

ステロイドには体に必須の副腎皮質ホルモンが含まれていますが、
これは多すぎると逆に負担となり副作用がでてきてしまうんです。

ステロイドの副作用

ステロイドはかゆみを抑えるなどの効果は非ステロイドよりもはるかに強力!

でもその反面、副作用があるんですね。

ステロイドを使うと副作用が・・・なんてよく聞きますよね、

ただステロイドを使えばすぐに副作用がでるかというとそうでもなく、
個人の体質や使用した期間によって変わります。

では、どんな副作用があるのか?

こちらが一般的な7つの副作用です。

@免疫機能が低下し感染症になりやすい。

Aにきびができる。

B毛深くなる。

C紫のアザが出来る(毛細血管がもろくなって内出血を起こす)

D毛細血管の拡張によって赤ら顔になる。

E皮膚色素に異常がみられる(小さな子に発生しやすい)

F皮膚が薄くなる。


ステロイドを使うときの注意

ステロイドには副作用など危険な部分もありますが、もちろん患者それぞれの状態によって変わります。

ステロイドが有効な場合もあるんですね。

ただ過信は禁物!

自分の症状をきちんとチェックしながら使用しましょう。

もし問題があったらすぐにお医者さんに相談することです。

やはりアトピー。一人一人の治療法方はそれぞれです。
ステロイドが必要ならばきちんとした使用法で早く改善するよう心がけましょう!

非ステロイドの使用について

非ステロイドには、当然ステロイドが含まれていません。

そのため、ステロイド剤のように効果は強くありません。

また非ステロイド剤は副作用の心配はないのんですがかぶれやすいので注意!

非ステロイド剤には炎症を抑える作用と皮膚にバリアをする働きがあります。

ただ、非ステロイド剤は炎症を抑える働きは差ほど強くないので、使用した際に炎症を抑えきれず症状を悪化させてしまう場合もあるので注意しましょう!

やはり、きちんとお医者さんに相談しながら使用しましょうね。

脱ステロイドについて

「脱ステロイド」ってよく聞きますよね。

ステロイドは本来は体の中でつくられるはずの副腎という臓器から分泌されるホルモンの代わりです。

理想は自分の身体できちんとそのホルモンをつくることですよね。

そいう意味では「脱ステロイド」は正しいし、正論です。

でも、じゃあステロイドは止めようとは簡単にいかないんですね。

現状では明確な治療法がないのがアトピーです。

脱ステロイドにしても自分自身の自然治癒力にまかせるしかないんですね。
それまで使っていた人が急にステロイドを止めると悪化する場合もあります。
また、ステロイドを使っていない分、ちょっとした生活の乱れがアトピー悪化につながるんですね。

少しこわいことを書いてしまいましたが、さきほどもいったように「脱ステロイド」は理想です。少しでも理想に近づけるように、でも場合によってはうまくステロイドと付き合っていくしかないのかもしれません。


参考資料@ ステロイドを使用した市販薬

50音順です。それにしても、たくさんありますねぇ〜。

エマゼンクリーム  エマゼン軟膏  エマゼンローション
オイチミンクリーム  オイチミン  オイチミンローション
オイチミンD
セロナクリーム  セロナ軟膏  セロナソフト  セロナローション
タクトクリーム
オイラックスデキサ軟膏  オイラックスデキサゲル
オイラックスPZクリーム  オイラックスPZ軟膏
オイラックスHクリーム
新オイラックスG
シオノギD軟膏
トレコート-D軟膏
アレルギールSK
マキロン軟膏  マキロンかゆみどめ液  マキロンパッチエース
ワクナガキヨーチルベSクリーム
新サニアゾルD
ドルマイコーチ軟膏
プレバリンαクリーム  プレバリンα軟膏
ウナコ−ワA
リビメックスコーワ軟膏
ピロットD
ラリーエイクリーム  ラリーエイ軟膏
ピロットクリーム  ピロット軟膏
ペレトンアルファ  デキサトップローション  エクトール
デキサトップA
ベリベアークリーム  ベリベアー軟膏
MOPパノアU軟膏
エスアランHクリーム  エスアランH軟膏
ラナケインコーチ軟膏
ロコイダン軟膏
アネミンH軟膏
ヒフワン軟膏
アセモタミー
テレスクリーム  テレス軟膏  テレスローション
デルモイス
エルゾンE軟膏
ムヒアルファS  液体ムヒS
ワーボンプラス軟膏

参考資料A ステロイドの強度分類

ステロイドの成分を強度で分類しました。
参考にしてください。

@最も強い
デルモベート

Aきわめて強い
ジフラール、ダイアコート、フルメタ、マイザー、リンデロンDP、メサデルム

Bかなり強い アンテベート、ビスダーム、ネリゾナ、テクスメテン、ブデソン

C強い
パンデル、リンデロンV、ベトネベート、ベトノバール、ボアラ、プロパデルム

D普通
ロコイド、アルメタ、グリメサゾン、レダコート、ケナコルト、リドメックス

E 弱い
キンダベート、パルデス、ロコルテン、テラ・コートリル、ケナログ、デスパコーワ

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